Category Archives: メディケアの基礎

メディケアの申請手順と方法(2021年6月加筆)

 65歳の誕生日が近くメディケア申請を考えている方や既にメディケアに加入している方は、メディケアの変更などどうされていますか?メディケアといってもオリジナルメディケア、メディケア・アドバンテージ、メディギャップなど種類や名称が多く混乱してしまいますよね。ぜひ、メディケアのページをご覧ください。

●メディギャップやサプリメントの加入時期で気を付けたいこと(1/5/2021)

 メディギャップ、メディケア・サプリメント(サプリメント)は、任意加入なので、パートBやDのようにペナルティーはありません。しかし、いつでも加入と脱退ができるかというと、要注意。大枠では、次の2つのパターンです。ただし、各州により、加入時期やプランの種類に幅があるので、必ず確認されることをお勧めします。

① Guaranteed issue rightsの時期:既往歴や健康状態により保険料増額されたり、加入拒否を受けないで入れる時期:多くの州は65歳のメディケアの申請時期やパートB受給から半年以内などを条件にしています。それを過ぎると、②になります。

② 上の①を過ぎて加入申請:保険会社は、既往歴や健康調査を行い、この結果により保険料増額、加入拒否ができます。ですので、高齢や病気になってから加入申請する場合、あるいは、一度サプリメントに加入してやめてしまうと、入り直しが難しい理由はここにあります。

メディギャップとサプリメントの種類と選び方はこちら。

HPに戻る

●オリジナル・メディケアとメディケア・アドバンテージの大きな違いは?

答えは、運営先が国営(連邦政府)か民営(民間医療保険会社)かの違いです。

もともと、国営のオリジナル・メディケアから始まったのですが、メディケアの医療費が高騰してその解決策の一環として、民間医療保険会社にメディケアの参入が認められ、民営のメディケア・アドバンテージが登場しました。

両方とも、基本的な給付(パートAとパートB)は同じなんですが、オリジナルメディケアは、全米ほとんどの医療機関に紹介状やリファーラルなしで掛かれる日本の健康保険のようなイメージです。

一方で、メディケアアドバンテージは、「アメリカの医療保険」のようにHMOはネットワーク内の医療機関に掛かることや、PPOネットワーク外もカバーするなど、ネットワーク制限があります。そして、CTスキャンなど高額な検査は、医療保険会社の事前承諾が必要などの条件があります。