Author Archives: thehealthcare13

●メディギャップやサプリメントの加入時期で気を付けたいこと(1/5/2021)

 メディギャップ、メディケア・サプリメント(サプリメント)は、任意加入なので、パートBやDのようにペナルティーはありません。しかし、いつでも加入と脱退ができるかというと、要注意。大枠では、次の2つのパターンです。ただし、各州により、加入時期やプランの種類に幅があるので、必ず確認されることをお勧めします。

① Guaranteed issue rightsの時期:既往歴や健康状態により保険料増額されたり、加入拒否を受けないで入れる時期:多くの州は65歳のメディケアの申請時期やパートB受給から半年以内などを条件にしています。それを過ぎると、②になります。

② 上の①を過ぎて加入申請:保険会社は、既往歴や健康調査を行い、この結果により保険料増額、加入拒否ができます。ですので、高齢や病気になってから加入申請する場合、あるいは、一度サプリメントに加入してやめてしまうと、入り直しが難しい理由はここにあります。

メディギャップとサプリメントの種類と選び方はこちら。

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●オリジナル・メディケアとメディケア・アドバンテージの大きな違いは?

答えは、運営先が国営(連邦政府)か民営(民間医療保険会社)かの違いです。

もともと、国営のオリジナル・メディケアから始まったのですが、メディケアの医療費が高騰してその解決策の一環として、民間医療保険会社にメディケアの参入が認められ、民営のメディケア・アドバンテージが登場しました。

両方とも、基本的な給付(パートAとパートB)は同じなんですが、オリジナルメディケアは、全米ほとんどの医療機関に紹介状やリファーラルなしで掛かれる日本の健康保険のようなイメージです。

一方で、メディケアアドバンテージは、「アメリカの医療保険」のようにHMOはネットワーク内の医療機関に掛かることや、PPOネットワーク外もカバーするなど、ネットワーク制限があります。そして、CTスキャンなど高額な検査は、医療保険会社の事前承諾が必要などの条件があります。

●メディケア受給資格と保険料を知りたい

 永住権を持つ邦人にとってメディケアの受給資格やメディケアの保険料は気になりますよね。このサイトにアクセスして質問に答えていくと最後に受給資格の有無などがでてきます。受給資格は ⇒Find out if I’m eligible, 保険料⇒ Calculate my premiumを選んでください。

●アドバンテージとサプリメントの違い

 メディケア・アドバンテージは、民間型メディケアであり民間保険のメディケア版のような保険です。別名メディケア・プラス・チョイス、パートCとも呼ばれています。メディケア・アドバンテージプランのほとんどに、パートA,パートB、パートDが含まれています。でも、次にお話しするメディケア・サプリメント(サプリメント)の併用はできません。

 メディギャップメディケア・サプリメント(通称サプリメント)は、オリジナル・メディケアにつけてパートAとパートBのcopay, coinsurance, deductibleの自己負担をカバーする任意加入の保険です。メディケア・アドバンテージには付けられません。サプリメントの種類とカバーは、アルファベットのA~Nで区別されています。2020年1月からメディケアに加入される方は、C、Fの加入はできません。

サプリメントの申請時期はこちら

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Copyright © 2017 Keiko Kono All Rights Reserved. 本文の全部、一部を著者の許可なく無断で複写、複製、改変、引用、転載、目的外使用することはで きません。尚、本文のは情報提供を目的とするものであり、コンサルテーションやアドバイスを目的としたものではありません。本文に出てくる特定の組織や団 体を endorse するものではありません。

●メディギャップ、メディケアサプリメントの選び方

メディケア・サプリメント(以下サプリメントと略)は、オリジナル・メディケアに付けられる、任意で加入できる保険であり、メディケアの自己負担をカバーする保険です。 

2020年1月からメディケア受給資格のある方は、8プランA,B,D,G,K,L,M,N から選べます。保険料は、プランによりますが、例えば一番人気のあるGプランは、100ドル~300ドル前後です。Gプランは、パートBの免責金(2020 年は198ドル)まで払うと、メディケアの自己負担金を全て支払ってくれます。

 サプリメントは、任意加入なので、メディケアのパートBやパートDのようにペナルティーはありません。しかし、いつでも加入と脱退ができるかというと、要注意。加入時期は、ここに書いています。

●メディケアの歴史

 アメリカは民間医療保険が主流でしたので、多くの高齢者は、長い間、高額治療費のリスクを理由に民間医療保険に加入できなかったのです。低所得者は、保険料が払えないので民間医療保険に加入できません。こうして高齢者と低所得者の無保険が社会問題に発展していきました。

 そこで、1965年にジョンソン大統領は、この問題を解決するためにソーシャル・セキュリティー法の改正法案(別名メディケア・メディケイド法案)に署名し、メディケア(Medicare)を65歳以上の高齢者ための公的保険、メディケイド(Medicaid)を低所得貧困者の公的保険として施行されました。メディケア申請は、連邦ソーシャル・セキュリティーのオフィスやHPから手続きするのは、このような背景があります。

 メディケア開始当初は、連邦政府が運営するオリジナル・メディケアの1種類だけでした。オリジナル・メディケアに含まれるのは、パートA(病院やスキルド・ナーシングの入院給付)とパートB(ドクター・オフィスや外来治療給付)です。あれ?お薬の外来処方箋給付がない!そうなんです。開始当初はなかったのです。詳しい説明は後にします。

 この時代に、メディケアの自己負担分をカバーするためのメディ・ギャップメディケア・サプリメントと呼ばれる任意に加入できる民間保険も買えるようになりました。メディケアが支払わないギャップ(自己負担)をカバーするサプリメント(補助的)な保険と考えるとわかりやすいです。

 1997年、連邦政府は、メディケア運営費削減のために、メディケアに民間医療保険会社の参加を認め、民間型メディケアが誕生しました。このメディケアは、メディケア・プラス・チョイスMedicare +Choice)やチョイスのCをとって、パートCとも呼ばれるようになりました。しかし高齢者は、チョイス(Choice)のCから、新たな給付が選択できるのだろうかなどパートCの名称に混乱しました。そこで、民間型メディケアの呼び名はメディケア・アドバンテージに改名されました。これに対して、連邦政府型メディケアは、オリジナル・メディケアとして区別されるようになりました。

 オリジナル・メディケア(連邦政府型)とメディケア・アドバンテージ(民間型)の大きな違いは、オリジナル・メディケアは全米ほとんどの医療機関に自由に掛かれる日本の健康保険のような保険です。メディケア・アドバンテージは、一般の民間医療保険がメディケアになったような保険なので民間保険特有の制限がついています。

 2006年、メディケアに待望の外来処方箋薬給付が開始されました。これは、パートD呼ばれ、Drugののように覚えやすいです。パートDは、全て民間保険会社が運営し、オリジナル・メディケアとメディケア・アドバンテージ(→既に含まれている場合もあります)に組み合わせます。こうしてメディケアは、現在のように官と民がごっちゃ混ぜになった保険になりました。

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メディケアのサプリメント(メディギャップ)

~メディケア・サプリメントのポイント

メディケア・サプリメント(メディギャップ)に関する情報が氾濫しており、選び方や加入の時期などわかりにくいかもしれません。今回は、メディケア・サプリメントについて整理してみます。

メディケア・サプリメント(以下サプリメントと略)は、オリジナル・メディケアを選んだ方が、任意で加入できる保険であり、メディケアの自己負担をカバーする保険です。   続きのリンクはこちら

(フロリダ州タンパのキーライム通信 2020年10月号執筆分)

メディケアの再検討と変更期間

今回は、10月から始まるメディケアの再検討・変更期間(オープン・エンロールメント)ともう一つの変更期間、そして再検討に参考になる資料についてご紹介します。
① Medicare Open Enrollment Period (Annual Enrollmentとも呼ばれています)
-変更期間:毎年10月15日~12月7日
-給付開始日:翌年1月1日
-次のような変更が可能
✔オリジナル・メディケア⇒メディケア・アドバンテージ ⇒メディケア・サプリメントやメディ・ギャップお持ちの方は、一度やめてしまうと
再加入が難しいことがあります。
✔メディケア・アドバンテージ⇒オリジナル・メディケア
✔現在のメディケア・アドバンテージ⇒別のメディケア・アドバンテージ
✔現在のパートD⇒別のパートD
メディケア・アドバンテージ加入者の方には、もう一度変更期間があります。

続きのリンクはこちら。 (ノースカロライナ州リサーチトライアングルの三角横丁 2020年秋号より)

メディケアの基礎

メディケア、サプリメント、アドバンテージ?? これらの言葉をすっきり整理できるように書いてみました。興味のあればぜひ読んでくださいね。

~歴史から学ぶメディケア~

 もともとアメリカの医療は、自由診療の自費払いから始まって、後に民間医療保険が登場しました。アメリカ以外の先進国は、公的医療保険制度を確立しましたが、資本主義のアメリカは医療保険も民間任せとなったようです。

 そこで、1965年にジョンソン大統領は、この問題を解決するためにソーシャル・セキュリティー法の改正法案(別名メディケア・メディケイド法案)に署名し、メディケア(Medicare)を65歳以上の高齢者ための公的保険、メディケイド(Medicaid)を低所得貧困者の公的保険として施行されました。メディケア申請は、連邦ソーシャル・セキュリティーのオフィスやHPから手続きするのは、このような理由があるのです。続きは、こちら

(フロリダ州タンパのキーライム通信 2020年4月号執筆分)